荒木肛門科(消化器内科) 大阪府堺市堺区
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健康保険取扱い TEL:072-223-7959
肛門周囲膿瘍、痔瘻、痔核、ジオン注射、堺市胃がん内視鏡検診のことなら荒木肛門科。

腹部超音波検査

当院は、肛門科診療だけしている訳ではありません。
院長は日本超音波医学会認定超音波専門医・超音波指導医ですので、腹部超音波検査も得意です。
腹部超音波検査で大事なことは時間をかけて丁寧にすることです。多くの医院では医師がしますが、混んでいる医院では十分に時間が取れないことがあります。大病院では臨床検査技師が施行することが多いです。当院では、専門医である院長が時間をかけてしっかりと超音波をすることをモットーにしています。
腹痛(特に上腹部痛)、はき気、食欲不振、体重減少、黄疸などの症状のある方、その他ご希望の方は、ぜひ当院で腹部超音波検査をお受けいただくことをお勧めします。

保険診療になります。予約制ですので、お電話で予約してください。いきなり来られてもできません。午前外来の朝一番で絶食での検査になります。食事をとると胃袋に食事が入って膵臓や胆嚢がきちんと見れなくなります。
腹部超音波検査料金:保険適応1590円(3割負担、診察料別)

なお、心臓エコーや血管エコーは当院では行なっておりません。
 

 

当院の超音波装置

TOSHIBA(現キヤノンメディカル)Xario SSA-660A

カラードップラーなど搭載の標準的な超音波装置です。
 

腹部超音波でどんな臓器が視れるの?どんな病気がわかるの?

腹部超音波検査が得意な臓器は、簡潔に言うと「肝胆膵脾」と「腎臓」です。「肝胆膵脾」とは、肝臓と胆管胆嚢、膵臓、脾臓です。大雑把に言うと、実質臓器(中身が詰まった臓器)は超音波は得意です。逆に、空気が入った消化管(胃、十二指腸、小腸、大腸)は苦手です。胃癌や大腸癌は進行癌ならわかりますが、早期癌はわかりません。消化管がんの早期発見は内視鏡(胃カメラ、大腸カメラ)が有用です。

肝臓なら、脂肪肝、肝硬変、肝腫瘍(原発性肝癌、転移性肝癌、血管腫など)などがわかります。しかし、肝硬変など肝がんリスクの高い人は特に念入りに見ないといけません。
胆嚢は、胆石、胆嚢ポリープ、胆嚢がんなどがわかります。胆嚢は食事をとると収縮して腫瘍性病変を見落としますので、絶食で来てください。また、胆管はその下流に病気あって閉塞すると、上流(肝内胆管、総胆管)が拡張することで病気の発見につながります。
膵臓も膵癌を直接見つけることは難しいのですが、下流に病気があると膵管が拡張することで、膵癌の発見につながります。
腎臓も腎癌や水腎症、腎結石などが見つかります。よくある単純性腎嚢胞は問題ありません。
胆管、膵管、腎盂尿管、いずれも下流に病変があると閉塞して上流が拡張することが超音波検査での、病気の発見につながるのです。
骨盤臓器も既往歴や症状に応じて観察するようにします。

乳房超音波検査

乳がんは女性で最も多い癌で、増えてきています。乳がん検診で最も重要な検査はマンモグラフィ(乳房レントゲン)検査で、受けることで死亡率減少効果が証明されています。
しかし、マンモグラフィにも苦手な乳房があって若い人にしばしば見られる高濃度乳房は病気がわかりにくくなります。そのような方には乳房超音波検査が有効です。
しかし、乳房超音波検査を受けて異常がなかったからといって、マンモグラフィを受けなくていいということにはなりませんので、ご注意ください。

乳房超音波検査は保険診療になります。予約なしでもできます。食事制限などもありません。
費用は1050円(3割負担の方、診察料は含まず)です。
なお、当院経由で堺市乳がん検診を受けていただいた患者様には無料で乳房超音波検査もしております。